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コロナ放電
 
  コロナ放電とは、送電線等において、電線表面の電位傾度が大きい部分で絶縁破壊を起こし、放電する現象のことをいう。空気の絶縁が破れる電位の傾きは,温度,湿度,気圧、雨など気象条件に影響されるが、気象の標準状態では、直流で29.8[kV/cm]である。電位の傾きがこの値に達したとき、コロナ放電が発生するといわれている。その時の電位の傾きを、コロナ臨界電位の傾と呼んでいる。コロナ放電が発生すると、電力損失(コロナ損失)を生じ、送電効率が低下する。また、放電時に発生するコロナパルスによって、電力線搬送信号に影響を及ぼしたり、受信障害(ラジオ障害)が送電線路の近傍で発生する場合がある。
リアクトル接地系では、1線地絡時に消弧不能になる場合もある。コロナ放電による利点は、送電線に発生する異常電圧進行波の波高値を早く減衰させることである。
コロナ放電による影響
  コロナ放電が発生すると、コロナ損(電力損)を生じ、送電の効率が低下する。
  コロナ放電によって、障害電波を発生する。
  コロナ放電によって、騒音が発生する。
  送電系統に高調波を発生させ、通信線誘導障害や、電力用コンデンサの過負荷などの障害を生じるおそれがある
コロナ雑音による電波障害の防止対策
  電線の直径を大きくして電線表面の電位傾度を下げる。
  等価的に電線外径が大きくなる多導体方式を採用する.
  架線時に電線表面を傷つけないようにする。
  電力線上をコロナ雑音が伝搬して広範囲に障害を及ぼさないように,電力線にブロック装置を取り付ける。
  がいし連の電位傾度を小さくするため、遮へい環の取忖,がいし金具の突起を少なくする.
  通信設備に対して、遮へい線を設置する
 
電位傾向
破裂極限電位傾向
コロナ臨界電圧
単導体
多導体
素導体 
 
電線表面の電位傾向
        式
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