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00157

補償リアクトル接地 

 
 大都市では66kV~154kVの地中送電線(電力ケーブル)で電力系統を連絡構成しています。地中送電線は架空送電線に比べて静電容量が数10倍と大きいので、中性点接地抵抗器で地絡時の中性点電流を制限しても地絡事故点には 大きな充電電流がこれにベクトル的に加わります。
 このため地絡電流が大きくなり、誘導障害のおそれが生じるほか、地絡瞬時に対地静電容量の影響を受けて大きな過渡突入電流が流れ、保護継電器の動作特性を低下させたりします。この対策として中性点接地抵抗器と並列にリアクトルを設置して地絡電流中の充電電流分を低減しています。
 この接地方式を補償リアクトル接地方式と呼びます。特に大都市では66kV~77kV地中線が配電用変電所や、大口需要個所への送電線として大量に布設されているため、地絡電流中の充電電流分は大きな値になります。
 このため、この接地方式の66kV~77kV地中線系統の電源変電所には定格電流250A~500Aの補償リアクトルが普通母線ごとに設置されています。
 
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