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アークホーン
 
招弧角
フラッシオーバー等で送電線と支持物の間で 放電したときにがいし表面や電線から直接放電すると、がいしを破損したり電線を切断する
恐れがあるので、安全に放電させるために設けられた金具。
角の形をしているためアークホーンと呼ばれる。

使用目的によって大きく防絡角と招弧角に分類される。
防絡角
        送電線では、雷撃によるフラッシオーバを完全に防ぐことは不可能に近いので、雷撃フラッシオーバはやむを得ないが、その際発生するアークをアーキングホーンの先端に生じさせて決してがいしに触れさせず、フラッシオーバによるアークの偏熱から生じるがいし破損を防止し、あわせて電線からアークが発生して、電線を溶断させるのを防止するのが防絡角である。

招弧角
       汚損によりがいし沿面で絶縁破壊が生じ、がいしが破損するのを避けるため、発生した局部アークをがいし面から引き離して、無害な方向へ向けるために使用される。その原動力としては、①アーク電流による電磁力、②アークの熱による空気の膨張と上昇、③風圧による水平気流を利用している。

防絡角、招弧角は、それぞれ目的用途が異なり、最も有効な、形状・寸法・配置が定められているが、一般には両目的を兼備したホーンが使用されている。

碍子連の長さとホーン間隔の比 Z/Z0 をホーン効率といい、必ずアークホーンでフラッシオーバするように一般箇所では普通 0.8 ぐらいにする。
 海岸地区のように塩害対策上表面漏れ距離を大きくするため、碍子の連結個数を増加して碍子連の長さが長くなった場合でもフラッシオーバ電圧が増大しないようにアークホーンはそれに応じた長いものを使用し、ホーン間隔は変えないようにする。
また、発変電所などへの侵入雷異常電圧の抑制のため、これら電気所の近く数基でホーン間隔を他より幾らか短くすることもある。
 また、2回線鉄塔で両回線にわたる事故の防止の目的で、片回線のホーン間隔を他回線よりも短くすることも高電圧主要送電線で行われており、これを不平衡絶縁と呼んでいる。表に標準的な碍子の個数と絶縁間隔を示す。

第1表 架空送電線の碍子個数と絶縁間隔(碍子の種類250mm)



 
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